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事業継承対談
事業継承対談 事業継承にコーチングが果たす効果とは?
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コーチングによる社内環境、親子関係の成熟。
ISO取得成功で認識した息子の実力。準備は整った

会長が「これならバトンタッチできるな」と確信する出来事は、ありましたか?

会長: 1つ目は、日本コーチ協会に認定コーチという資格があるのですが、2人で受けて、仁彦だけ通ったんですよ。「息子に負けた」これは、自分自身の中では大きかったですね。経営に関する数字の分析も、仁彦に負けるんです。腹が立ってしょうがないんですけど(笑)。そのあたりで「いけるんじゃないか」と思いました。
スポーツや英語も私より上でしたので。
2つ目は、ISO取得です。取得したことで、PDCA(plan do check action)の経営サイクルがうまく回りだし、定着しました。ISOは定期的に審査がありますので、それに立ち向かおうと4年もやっていますと、社内のスタッフにもマネジメント能力が確実についてきます。つまり、ISOを通して組織として中小企業が弱いと言われる「効果の確認」と「継続的改善」などのレベルが上がってきていることを実感したんです。
3つ目は、コーチングが社内に浸透してきているということです。以前は私と仁彦の2人だったのですが、今では7人がトレーニング・プログラムを受けています。それにより、気持ちのよい職場環境ができあがってきました。組織としてのコミュニケーションが取れた上で、みんなが自分で考えて行動できるように変わりました。周囲の人間がサポートできる会社にも成長しましたし、こういう社内環境は、仁彦が社長を継ぐのに、大変よい環境ではないかと思っています。

中小企業の事業承継の場合、受け継いだ方が、新しいことをしようした時にネックになるのが、先代から長年連れ添ってきた社員からの反発で、事業承継がスムーズにできないケースも少なくないのですが、バーテックでは、そのような事にはならなかったんですね。

会長: その問題については、事前に準備をしてきました。自分の近くにいた古い社員数名は長年苦労を共にしてきた仲間ですからよく話し合いをしましたね。
社員ひとり一人のこれからのキャリアプランを考えWIN-WINの関係をどう築いていくか、思いやりのある経営者としての行動がとれるかどうかについても悩みました。結果として、その人の強みを活かし長く活躍できるように他の会社や物流の仕事に移ってもらいました。このあたりも本当に重要であると思っています。

覚悟と決断の時。一番大事な事は、最後は息子自身が決めること

そして、社長は大学を卒業し、バーテックへ入社。2年後の2005年、取締役へ就任。
次はいよいよ、という時期になるわけですが。

会長: どちらにしても決めるのは仁彦なので。大学を卒業する頃には、就職活動もしていましたし、何なら他の会社に入ってから、バーテックに入るっていう選択肢も私は頭に入れていました。

事業継承のタイミングは、社長自身の気持ちに任せていたということなのですね。


会長: そうですね。私としては、「天命を待つ」という気持ちでした。
ただ、「自分がこれまで会社を磨きあげてきた結果である、『無借金経営』という状態を何とか継続させたまま、引き継がせたい」という気持ちはありました。「一番大事なのは『仁彦自身で決める』ということだ」という考えは、常に持っていました。

社長自身に覚悟ができたのは、どういうタイミングだったのですか?

社長: 覚悟はずっとありました。大学を卒業し入社してから、「何年たったら会社を継ぎたいです」と、社内外の方には言っていました。ただ、会長が言っていた4つの理由が自分にも見えてくるようになって、「心強いな」という意識は大きくなりましたね。
また、自分と同じ年代の社員が2人入社したのも大きかったですね。2人とも優秀な社員ですので。
ただ、やはり大きなきっかけは、先ほどお話しした大学卒業時の北欧への研修旅行の時です。
だから入社する事自体は、就職活動が始まる前に決めていました。
会長: えっ、もうその時には決めていた?いろんな会社の就職試験や面接を受けていたけど…?
社長: あれは社会勉強です(笑)。でも実際、採用活動についての知識もほとんどなかったですし。ベンチャー企業にもエントリーもしました。バーテックは、これまで中途採用ばかりですけど、これからは新卒採用も行っていきたいという考えもありましたし、学生の視点で企業を見ることができるというのは、いい機会だと思っていました。
会長: 親としては、「3年間くらいは他の会社に行くのかなぁ」という心配はありましたけど…今の話を聞いて嬉しいですね(笑)。

会長から事業継承の話を社長へ伝えたのは、いつ頃ですか?

社長: いえ、2007年に自分の方から言いました。

まさにコーチングを活かしながら、最後は「仁彦自身で決める」になったわけですね。
では会長がバーテックで実践し、定着させてきたコーチングを、社長はこれからどのように発展させていきたいとお考えですか?

社長: コーチングの中にも、コーチング・フローという考え方があるんです。現状があって、目標があって、コミュニケーションによってそれを達成していくというものなんですが、そのスキルを営業の社員1人ひとりが身につけて、お客様に向けて、お客様の目標達成を営業社員がサポートできるように、コーチングを活用していきたいと考えています。

最後にこれからコーチングの導入を考えている経営者に、一言、お願いします。

会長: 経営者は、それぞれいろんな悩み・苦しみがあると思います。私と一緒に1つひとつを整理し、目標に向かって、継続的に人生の楽しみを見出していきませんか?お手伝いさせて頂きます。

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PROFILE

末松大幸(すえまつ ひろゆき)
1951年 大阪府大阪市生まれ
1970年創業者である父・末松富三郎の死去に伴い、京阪刷子製作所・代表取締役就任。1989年(株)バーテックへ社名変更後、2008年代表取締役会長就任。
同年、中小企業専門のビジネス・コーチとして開業。
詳しくはコチラから

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